キャンディーダイス

CandyDiceができるまで。

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CandyDiceができるまで。


この度、寺田真悟氏とカウンターウェイト用のグッズを制作しました。

カウンターウェイトとはヨーヨーのプレイスタイルのひとつです。

ヨーヨーの紐を指につけずに、ダイスと呼ばれる重りにつけることで、ヌンチャクのようなトリッキーなプレイが可能になります。

てりーさんと試作

寺田真悟氏、通称"てりー"さんは2001年ワールドヨーヨーコンテストX部門チャンピオン。

カウンターウェイトというプレイスタイルを確立した先駆者でもあります。

私とてりーさんとの縁は、遡ると2015年の世界大会in東京、いっしょに1階のイベント運営をしたのがきっかけです。

2016年3月にヨーヨーショップ「リワインド」の渋谷店がオープン。

てりーさんがスタッフとして働いてらっしゃって、久々の再会とともに、雑談の中で、こういうダイスないんですよねーと。

じゃあ、作りますかー、という流れだった気がします。

プラスチックの小さな部品を作ろうとして、独自に図面を書いても、どの材料を使って作るのかということは必ず問題になります。

まず形を出すためには、木を削るとか、パテをこねるとかいろいろあると思いますが、もっと本格的にやろうとすると加工屋さんに出していっこいくらとか、図面はこうしないといけないとか、別の課題に直面することになります。

そこで3Dプリンター。データさえ作ってしまえばまずいっこ作れるので、あまり深く考えないで取り掛かれるのが3Dプリンターの利点です。

カウンターウェイトとは

ヨーヨープレイヤーにとってカウンターウェイトというと、

ダンカン社のヨーヨーについてくる、サイコロに穴を開けたものが一般的です。

ただ、穴にいちいちひもを通すのが面倒で、ストリングの交換やヨーヨーの交換が手間でした。

まずこの煩わしさが解消されるものであることを前提に、てりーさん好みの形状や重さ、投げたときのフィーリングを追求していく事になりました。

キャンディーダイス設計のポイント

いざ取り掛かってみて、ポイントはいくつかありました。

1.ヨーヨーの重さとウェイト本体との張力バランス

ウェイトが速く飛ぶ:重量が軽い、体積が小さい

ウェイトが遅く飛ぶ:重量が重い、体積が大きい

2.使いやすさ

痛くない:角を丸くして、手に当たる面積を分散させ衝撃を緩和

視認性が高い:色は白もしくは白に準ずるもの、屋外でも目立つ色

付替えが簡単:フィンガーホールを締め込めるストリング溝

試作を繰り返す

思っていた以上に奥が深くて、単純に重さを増せば良いというものでもないし、単純に角を丸めれば良いというものでもない。

バランスを取ることが難しくも楽しい作業でした。

素材違いと形状違いの初期サンプルをいくつか適当に作って、感想をもらってまた作って、という作業を重ねながら仕上がっていきました。

ヨーヨーを長く続けていって欲しい、カウンターウェイトというスタイルをずっと続けてて欲しい、ということがてりーさんの想いです。

私としても、カウンターウェイトというプレイスタイルを始める人が増えるツールとして、また、リワインド渋谷店でてりーさんを訪ね技を教えてもらう、そんなグッズに育てていきます。

「痛くないし、使いやすい」

「簡単に装着できる」

カウンターウェイトというプレイスタイルを、気軽に始められる。

自信を持っておすすめします。

ぜひともカウンターウェイトをはじめるきっかけにしてください。

カラーバリエーションも用意しています。

お買い求めはこちらから

キャンディーダイスプロ/ヨーヨーストアリワインド

販売代理店ヨーヨーストアリワインド様の「リワインドTV」で紹介されました。

・2017年6月21日放送分 59:35~1:02:04
キャンディーダイスが、ジャパンナショナルヨーヨーコンテスト優勝者予想キャンペーン当選者の景品となりました。

当選者の、東京のY・Kさん、静岡県のM・Tさん、宮城県のH・Fさん、おめでとうございます。

・2017年7月5日放送分 29:40~30:50

7月10日前後に、ヨーヨーストアリワインドWEB本店様で販売開始です。

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  • この記事を書いた人

東方ヒデキ

3Dプリンターで競技ヨーヨーを作り続けて6年の職人です。3Dプリンターを自由に心置きなく楽しく使える人を増やしたいので、YouTubeとメルマガで実体験に基づく3Dプリンターの運用ハウツーをお伝えしてます。

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