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エレキベースのフィンガーランプを自作するメリット

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エレキベースのフィンガーランプを自作するメリット

エレキベースの右手の動きの上達に困っている人向けの記事です。

・ヴィクター・ウッテンのような怒涛のスラップ/ピッキングに憧れてるけどなかなか習得できない人

・フィンガーランプって効果あるの?ないの?どっちなの?っていう人

そんな人は最後まで読んで参考にしてください。

フィンガーランプってなによ

ピックアップとピックアップの間、もしくは、フロントピックアップとネックの間に取り付ける板のことです。

多くの場合はボディの嵩上げとして、弦とボディの間を狭くする役割を担います。

右手の無駄な動きを抑制する効果を期待するものです。

フィンガーランプの名手といえば、ゲイリー・ウィリス、リチャード・ボナあたりですかね。

フィンガーランプありきの演奏というか、巧みに使っている感じしますっていうか、このレベルになるとフィンガーランプなんかなくてもうまいだろうなとも思います。

フィンガーランプって意味あるのか意味ないのか論争

フィンガーランプは意味がないという人と、

フィンガーランプは便利という人と、

フィンガーランプ便利だったけどやっぱ外しちゃったって人と、

日本のベースプレイヤーのブログ見てる限りは、どのパターンも見るんですね。

だからいまいち、なんのためにあるのかわからない。

わからないし、近くにフィンガーランプを使っているプレイヤーがいないから、

フィンガーランプありのベースを触る機会もなく、あまり効果も実感できずと。

個人的にはですが、矯正器具のような役割を期待するのが吉です。

メリット1.人差指と中指が弦下へ入り込み過ぎるのを防ぐ

ずいぶん長いこと、ヴィクター・ウッテンに憧れてます。

憧れている理由のひとつの、テクニカルなところ。

親指のサムダウン/アップ/人差し指のプル/中指のプルで、右手のワンストロークに4つのアタックを入れる、というのを長い間練習してきました。

99年のベースサミットのビデオで、ヴィクターが解説した後、会場から笑いとともにブーイングが起きてるテクニックです。

「お前、そんな簡単に言うけど、無理あるで!」っていう満場一致のブーイングですね。

15年くらい練習してますが、一向にできるようになりませんです。

最近、ワーウィックのフォートレス(ロックベースシリーズ)にオリジナルのフィンガーランプを付けて練習してて、ようやく近くなってきてました。

僕の手は一般的な男性の手よりもだいぶ小さくて(一般的な女性と同じサイズか、それよりも小さいです)、弦の下に指が入り込むスペースが広いベースだと、右手の動きに無駄が出る、ということがわかっていました。

なので、ピックガード厚めのアトリエZ大好きです。

エレキベースって基本的にはアングロ・サクソン系の人種に合わせて設計されてるはずなので、小柄のモンゴロイドにはそもそも道具として無理あるサイズだと思ってるんですよね。

ヴィクター・ウッテンやマーカス・ミラーほか、ベースの名手の手はデカイ。

ビリー・シーンやジャコ・パストリアスは、めちゃくちゃ指長い。

ネイザン・イーストなんか、野球のグローブなんちゃう?って思う。

僕の手なんか、彼らの手と比べたら、きっと第2関節ほどで納まってしまうと思う。

なもんで、力んだり、大きい音を出そうと強いピッキングすると、指がまるごと弦の下に引っかかるんですよね。

そういうのを抑制する効果があります。

結果、素早く引き上げることができ、ピッキングに無駄が起きません。

この状態で繰り返し練習して体に覚え込ませることで、いずれはフィンガーランプなしでもワンストローク4アタックが自然にできるようになると思ってます。

メリット2.サムアップがしやすい

これもメリット1とほぼ同じ理由ですが、親指視点でのメリットです。

スラップをしていて、サムダウンするとき、そのまま弾ませて弦から離すっていうことあんまりないと思うんですよね。

よっぽどプレイがノッていればそういうこともあるんでしょうが、練習中からそんな人もそうそういないでしょう。

4弦をサムダウンして3弦に当てて止める、

3弦をサムダウンして2弦に当てて止める、

で、次のフレーズへ行く、

そんなプレイをする人のほうが多いはず。

親指がフィンガーランプに当たって止まるんですよね、ちょうどよい深さで止まってくれます。

そこからすぐにサムアップすることで、次のアタックが間髪入れずに起こせる。

ピックガードと同じ効果なのかもしれません。

音質がまったく違うので代わりの表現方法になるとまでは言いませんけど、ピック弾きのような感じで親指を使えるようになります。

今まで忙しく親指をベンベン叩いていたのが、サムアップで済むフレーズも出てくるので、すこし余裕が出るように思います。

見た目にはちょっとしか動いてないのに、フレーズの中にアタックがいっぱいあるっていう状態を作れるからクール。

ラリー・グラハムみたいな叩きっぱなしもカッコイイですけどね。

結論

フィンガーランプが意味あるっていう人は、それを上手く使って表現ができてるんだと思います。

フィンガーランプは意味ないっていう人は、今まで身につけてきた独自のプレイスタイルをフィンガーランプが邪魔しちゃうんだと思います。

なので、特定のプレイ、特にヴィクター・ウッテンの「ワンストローク4アタック」を身につけるにあたって、手のサイズを考慮する場合、非常に有効と結論付けます。

入手方法

高いけど楽器屋

ネット通販で売ってるフィンガーランプめっちゃ高いです。

2万円とかしますもんね。

それを買えば簡単に導入はできます。

自作する

ホームセンターで板材を買ってきてカットするなり、3Dプリンタで作るなりすると良いです。

僕は3Dプリンタで作ってます。

っていうか、市販のものはほとんどが60ジャズベースか70ジャズベース用なので、アトリエZのBabyZ用なんてないんですよね。

PJレイアウトのベースはけっこう寸法が違うので、当てにならない。

作ったほうがはやい、ということです。

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  • この記事を書いた人

東方ヒデキ

3Dプリンターで競技ヨーヨーを作り続けて6年の職人です。3Dプリンターを自由に心置きなく楽しく使える人を増やしたいので、YouTubeとメルマガで実体験に基づく3Dプリンターの運用ハウツーをお伝えしてます。

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