前回に引き続き、ジョニー・デヴァリエのシグネチャーヨーヨーです。
ヒットマンと言います。
なんだろう、このムキムキの男がちっちゃいヨーヨーを器用に扱う動画を作って意味が…あるのかないのか…。
いずれにせよ、当時としてはインパクト強かったような。
ユーチューバーなんて言葉のない時代、国内でぱっと入手できないアメリカの製品。
何を見て憧れるかといったら、こういう一流プレーヤーが自分で作るプロモーションビデオと大会の動画でしたね。
同じ機種だけど、数を一番多く買ったのはこのヨーヨーくらいじゃないかな。
ボディカラーもいろんなものが選べるというわけではなくて、好きな色の入荷を待って注文する、というようなやり方で買い増ししていった記憶があります。
さて、このヒットマンというヨーヨーは、その後、ヒットマンプロ、ヒットマンXという進化系が登場するのですが、残念ながら評判はよくありませんでしたし、この初代ほどたくさん作られてないんじゃないでしょうか。ヨーヨーの設計は、外周に重さを置いて回転力を上げる形状の追究から、トリック中に、ボディとストリングの摩擦によって起きるスリープロスをいかに軽減するか、という方向にシフトしていきます。ヨーヨーファクトリーなど後進のメーカーからはどんどんフルメタルヨーヨーが出てきていて、「ローエッジ」と呼ばれる形状が主流になり始めていた頃に、ちょっと時代遅れの形状ということもあったのでしょう…。
競技ヨーヨーにおいて、一時代を打ち立てた金属リムヨーヨー。
その全盛期を物語るヨーヨーがヒットマンです。