ガンプラ好きですか?
僕はガンプラ好きです。
学生の頃に付き合ってた彼女に「なんで同じやつの模型買って作ってるの?」と問われて、同じに見えるかもしれないけど違うことを頑張って説明してドン引きされたくらいには好きです。
ストライクガンダムとデュエルガンダムは色が違うだけではありません。
・・・
それはさておき、プラモデル全般に言えることとして、熱溶解積層方式の3Dプリンターとの相性はあまりよろしくないです。
というのは、3Dプリンタで作るもの独特の「積層痕(せきそうこん)」に由来します。
3Dプリンターと市販のプラモデルとの相性が悪い理由
積層痕です。写真をドアップにしました。
ガンダムにせよ、車にせよ、市販のプラモデルは表面がツルツルで塗料も乗るし、バリも少ないし、加工しやすいし、細いところもきれいだし、言うことなしです。
3Dプリンターの場合、どうしても樹脂を積み重ねて作る特性上、同じように表面ツルツルのきれいなものに仕上げるのは難しい。特に、熱溶解積層方式で出来上がったオブジェクトは、塗料のは乗りにくいし、バリとかダマはあるし、加工しようとすると層ごと剥がれちゃうし、細かい造形は熱で溶けて出ないし、文句を言い始めたらキリがないです。
一番大きなマイナス点は、ギザギザの見た目の悪さでしょうか。
3Dプリンターを役立たせる視点を変えてみよう
それでは、こういう使い道はいかがでしょうか。
昨日、友人の経営者さんの依頼物である「ガンプラの武器」を作ったので、お渡ししてきました。「会社の名前が入った大剣が欲しい、入り口に飾る」との仰せでしたので、側面に会社名の「ドコデモ(株)」の文字を入れてデータを作り、プリントしました。
データを作るのにかかった時間はおよそ5分、プリントは60分です。
3Dプリンターをガンプラに活かすには、まずこういう使い道から始めるのが良いのではないかな?と思っています。人が持っていないオリジナル武器を持たせたい、ちょっとカスタマイズしたいという欲求に対する使い方です。
僕自身は、3Dプリンターの主な使い方として、オリジナルのヨーヨーを作っています。これもやっぱりカスタマイズというか、市販されていない形状やデザインのものを自分で作りたい、という気持ちから作り続けているんです。
3Dプリンターで、ガンプラ・ガンダムのプラモデルそのものを作るという考え方はもちろん大事ですし、そこが原点です。でも、そこからちょっとだけ頭を柔らかくして、3Dプリンターを○○にどうやって活用するかとか、自分の趣味、興味に引き付けるようにしてみると、違ったアイデアを閃くかもしれません。
もし、名前 or ロゴ入りの大剣、作ってもらいたい方がおられたら、お問い合わせください。
というか、それほど難しくないので、1回チャレンジしてみることをお勧めします。自分で作れるようになるのが楽しいんですよね。
3Dプリンタでプリントできる3Dデータを作るには、ブログの過去記事を参照してぜひチャレンジしてみてください。